社会的保育実践者派遣プロジェクト

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「社会的保育実践者」…聞きなれない言葉かと思います。
この言葉は日本福祉大学塩崎美穂准教授が考案された言葉で、
「社会的な生活支援である“保育(Social Education)”の専門性をもつ保育者」という意味を持っています。

社会的保育実践者派遣プロジェクト

日常そして、災害時の保育所の役割
こどもたちが日常の大半の時間を過ごす場所である保育所。
こどもたちと接し、向き合う保育士たちの安定は、こどもたちの成長に大きく関わります。

熊本地震後、県内の保育所では、私設避難所として機能しながら、保育に戻った保育所が数多くありました。自治体や教育機関等には、臨時職員が多く派遣される中、保育所にはそのようなシステムはなく、こども、そして保育士にも負担がかかったままの状態で保育がスタートしました。

こどもたちの成長・将来に大切な意味をもつ保育の現場に、塩崎先生の定義する「受入園の保育を壊さない」保育を実践できる保育者が応援にいける仕組みをつくる事を目的とし、熊本県内の保育の現場を熟知する塩崎先生のコーディネートの元、プロジェクトがスタートしました。

派遣者の質にこだわるのには意味があります。そして、実施していくなかで、たくさんの成果・課題・効果に気づかされると共に、災害時のみでなく、平常時においても協力し合えるネットワークづくりが実現しています。

社会的保育実践者派遣プロジェクト

【プロジェクト実施概要】
派遣実施期間: 2016年10月~12月
受入保育園: 県内6園(市内東区、北区、菊陽町、益城町、南阿蘇村)
派遣保育者: 18名(市内東区、北区、天草市、愛知県名古屋市、東京都文京区)
協力: 公益財団法人 日本財団

「平成28年熊本地震 いまできること」
http://imadekirukoto.jp/熊本こども・女性支援ネット/