熊本こども・女性支援ネット KCW(Kumamoto Child & Woman Support Net)

私たちの活動について

熊本こども・女性支援ネット(KCW)設立趣旨

2016年4月14日の夜以降、熊本県で起きた地震は2000回を超えました。 私たちは、しばしば起きる大きな地震の中で、不安を抱えたままの状態が続いています。 熊本県内では、熊本市や震度7を観測した益城町などで641か所の避難所におよそ9万5000人が避難しています(2016年6月19日現在)。 避難所から自宅に帰ったところで起きた地震で自宅が倒壊して犠牲になる方もいて、いつ起きるかわからない地震への不安は、大きなストレスとなっています。

救援から復興にかけて、日常を取り戻すための課題を解決することは大きな問題ですが、 大きな問題だからこそ、全国のみなさまとつながっている心強さを糧に、私たちは自らこの大きな問題に取り組んでいきたいと考えます。 特に、緊急時に見落とされるこどもと女性への支援を行います。年齢の低い子どもたちは、不安なこと、困っていることをうまく言葉で伝えることができません。 女性も困っていることを口にだして伝えることができません。避難生活や被災した自宅の片付けなど、頑張る周りの人をみて、 我慢して気持ちを出さない被災地のこどもや女性の声を聴き、重大な問題にならないように支援します。そして日常の安心を取り戻すことができるようになるまで、 継続的に活動を行いサポートしていきます。こどもと女性のケアは見過ごされる可能性の高いことをより多くの人たちが共有し、 適切な活動を行うことが復興の促進にもつながります。

私たちNPOに関わってきた者として、できることを行うだけでなく、やりたいことを行うために、成長へと意欲的に向かいます。 こどもと女性の「困った」を解決する有効な方策を考え実践していきます。

私たちは被災者のみなさまとともに、余震の恐怖、先の不安を抱えながらも、「誰かのためにできることがある、できたことがある」というささやかな喜びを共有していきます。 そして、NPOへの期待に応えるためにも、今こそ、自らのこの使命に気づき、この使命を貫く覚悟です。 みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

基本方針

救援から復興にかけて、こどもと女性のケアが見過ごされることがないように、 こどもと女性の声なき声を聴き、権利を保障します。 そして、こどもと女性が希望を持ち、自ら日常の安心を取り戻すことができるように サポートしていきます。

活動方針

  1. こどもと女性の声なき声を聴くために、女性が自ら主体的・積極的に救援活動、復興に関わっ ていきます。
  2. 基金を設置する場合は、中長期的な地域復興に使えるように、NPO等の支援に使うという特色を持たせます。
  3. 支援活動を「見える化」します。
  4. 政府・行政に提言をします。
  5. 国内外の多様な人々・企業・団体などをつなぎ、新たな社会貢献のコミュニティを創造します。

中期戦略

1. こどもと女性が安心して暮らせるようにします。
  1. こどもと女性が安心して暮らせる避難所の環境づくりを行います。
  2. 災害発生後に多発する性被害やDVの発生を防ぎます。
  3. 震災で傷ついた親とこどものメンタルサポートに取り組みます。
2. こどもの権利を保障します。 被災したこどもが、遊びや学びの体験を通じてこどもらしくいられる時間と場所を取り戻し、 こどもの権利を保障します。
  1. こどもが安心して遊べる機会や場所を提供します。
  2. こどもが復興に向けてまちづくりに参加できるようにします。
  3. こどもの声を聴き、こどもの個性を伸ばし、こどもを見守ることができる大人を増やします。
3. 救済と復興を支える人材育成をします。
  1. こどもと女性のケアができる専門性の高い人材の確保と育成をします。
  2. こどもと女性のケア(救援と復興を支える)のための交流や、組織づくりを支援します。
  3. こどもの発達を保障することができるように親の養育力を向上させます。
4. 女性が救援から復興期へと、経済的に自立できるように支援していきます。
  1. 女性の強みが発揮できる仕事を創出していきます。
  2. 女性のための起業支援を行います。

呼びかけ人からのメッセージ

藤井 宥貴子

熊本市男女共同参画センター館長
株式会社ミューズプランニング代表取締役

女性や子どもの声なき声が見落とされることのないよう、 寄り添いながらサポートしていく『熊本子ども・女性被災者支援ネット』を立ち上げました。 "微力ではあるが無力ではない"と信じて、私たちにできることから取り組んでいきます。

園田 敬子

NPO法人環境ネットワークくまもと事務局長

このような緊急事態に置き去りにされてしまう『子どもと女性』のことをほっとけません。 手を差し伸べる役割を強く実感し、仲間とともにいち早くこの団体を立ち上げました。子どもや女性たちの笑顔を絶やさないために、まず私たちが行動を起こします。

清水 菜保子

一般社団法人ゆずり葉代表理事

震災の傷に向き合い、皆で知恵を出し合い、支え合うことで、未来へのチカラとしたい。 私たちの試練を乗り越えられた時、それは他の地域、時代に同じ境遇にあった方々へのチカラになれば。そんな願いを込めて、一歩一歩活動をしていきます。

藤岡 喜美子

公益社団法人日本サードセクター経営者協会執行理事

こどもと女性のケアは見過ごされる可能性が高いことを共有し「こども・女性のために、女性だからできる支援をしましょう。」と 「熊本こども・女性被災者支援ネット」の立ち上げを提案しました。救援から復興まで大きな問題だからこそ、一人ひとりの志をしっかりと合わせ、問題解決をしていきたいと思います。

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